当社は日々の事業活動を通じて、
人と動物が共に安心して暮らせる社会の実現に向けた動物愛護活動を支援します。
当社では、対象製品の販売における収益の一部を、岡山県内で動物愛護活動を行っている団体へ寄付をさせていただき、
保護動物の救済や動物福祉を向上させるための活動を支援します。
◆背景◆
1. 動物愛護意識の高まりと動物の大切さ
近年、動物を単なるペットとしてではなく、一つの命として尊重する意識が高まっています。
動物は人に癒しや感情的なつながりを与えるだけでなく、
自然との調和や教育、研究などさまざまな分野で重要な役割を果たしており、その存在価値が広く認識されるようになってきました。
こうした背景から、動物保護の大切さがますます強調されています。
2. 動物虐待・遺棄・多頭飼育崩壊の問題
一方で、ペットとして飼われる動物が増える中、
高齢化や経済的な事情、離婚や引っ越しなどを理由に飼育を続けられず、手放されてしまうケースが増えています。
これにより、虐待や遺棄といった深刻な問題が後を絶ちません。
また、避妊・去勢を行わないまま繁殖が繰り返され、
飼育環境が崩壊してしまう「多頭飼育崩壊」も社会問題となっており、苦しむ動物たちが増えています。
3. 殺処分ゼロに向けた取り組み
日本における犬と猫の殺処分数は、年間でおよそ9,000~10,000頭にのぼります。
しかし近年では、「殺処分ゼロを目指す取り組み」が全国に広がりつつあり、
保護犬・保護猫の譲渡推進や避妊去勢手術の普及、多頭飼育崩壊の防止など、さまざまな取り組みが進められています。
その結果、殺処分数は年々減少傾向にあります。
こうした実情を踏まえ、当社の代表取締役である安井英規は、
かつて共に過ごした愛犬:ジローとの思い出を振り返り動物愛護活動を支援する働きかけを実行することを決意しました。
■人と動物が共に安心して暮らせる社会を目指して


最初の家族犬は「ジロー」という柴犬でした。叔父から譲り受けて家に迎え入れたときの喜びは、今でも鮮明に覚えています。
子犬だったジローは散歩の途中で抱っこして帰ることもあり、家族みんなで大切に育てました。夕食の時にはおねだりで膝に顎を乗せて見つめてくる姿に負けてしまい、つい食べ物を与え過ぎてしまうこともありました。
そんなやり取りを重ねながら15歳まで生き、家族にたくさんの思い出を残してくれました。
二代目のジローもまた柴犬で、母や弟の強い希望から家に迎え入れました。
休日の夕方になると決まって散歩を催促しに来る元気な犬でしたが、16歳を迎える前に老衰で旅立ってしまいました。
二代にわたりジローと共に過ごした日々は、家族の暮らしそのものであり、別れの寂しさもまた深く胸に刻まれています。
日本でいまだに多くの犬や猫が殺処分されているという事実を知り、大きな衝撃を受けました。ジローたちと過ごした幸せな時間を思い返すと、命の重さに向き合い、できることから始めたいと考えました。 そこで「企業としてできる形で、持続的に動物たちの命を守る活動を応援したい」と考えるようになりました。
動物愛護は多くの人の協力があってこそ、より大きな力になります。だからこそ、私たちは事業を通じて支援を仕組み化し、多くの方々と共に「殺処分ゼロ」と「人と動物が共に安心して暮らせる社会」の実現を目指していきます。
コーホク印刷株式会社 代表取締役社長 安井 英規


